"設計計画書"って本当に必要なの?【ISOメンバーズクラブNEWS】
2007年10月19日配信
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こんにちは。
中小企業ISOサポートセンターの濱田です。
今週は、出張続きで日曜日、月曜日が熊本。
明けて火曜日から昨日まで東京のとある
出版社で打ち合わせをしてきました。
出張生活に慣れているとはいえ、連続だと
さすがにこたえますね。。。(苦笑)
さて、今日久々に事務所に戻ると、先日先行販売を
ご案内したDVD教材「取得費用を取り戻す!
中小企業のためのISO徹底活用法」について
「どうしても欲しいので、早めに販売してくれないか」
というお問合せをたくさんいただいているとのこと。
そこで、今日はこのDVDの一般販売について
ご連絡させていただきます。
中小企業経営に役立つISOを普及推進する
私達としては、何とか早めにこの教材の
一般販売をスタートさせたいと考えていますが
関係スタッフと打ち合わせしたところ、
その体制が整うまでもう少し時間がかかるようです。
正確な日時については来週のメルマガで告知できると
思いますので、楽しみにお待ちいただている方、
今しばらくお待ちいただくようお願い申し上げます。
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□■無料Q&Aコーナー「設計計画には“計画書”が必要か?」
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さて、それでは今週のQ&Aです。
今日は、設計計画の際に「計画書」が本当に必要なのかどうか
お悩みの方からいただいた、こんなご質問をご紹介します。
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【ご質問】
要求事項7.3.1「設計・開発の計画」について
ご教授頂けないでしょうか。
(1) 94年版は、「設計計画を作成しなさい」となっていましたが、
2000年版は、作成が「策定」となっています。
あるセミナーの講師の見解では、策定なので、一般的な計画書を
作成する必要はない。極端な事を言えば、頭の中で計画されておればOK。
との事でした。本当にその様な理解で良いでしょうか。
(2) 設計計画書の作成が大変なので、例えば受注金額によって
計画書を作成する/しないを判断するような、分かりやすい手順に
したいのですが、何か問題はあるでしょうか。
(3) ソフトウエアーのシステム設計をやっている部門を
拡大認証する計画がありますが、上記の様な金額で
設計計画の要否を判断しても宜しいでしょうか
(4) 例えば、顧客から設計仕様書を与えられ、施工図面を
作成するようなJOB(工事設計)は、ISOの「設計・開発」
の対象外と理解しても宜しいでしょうか?
(三重県 電気工事・計装工事業 S.N.様)
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【登録コンサルタント 田川博一からの回答】
(プロフィール→ http://www.isosupport.net/plofile.html)
(1) 結論から言いますと設計計画書は必要です。
94年版では“The plans”の原本(英語版)をJISで
計画書と訳していました。
2000年版では本文中の“planning”をJISでは計画と訳しています。
日本代表で2000年版改正委員として参画した加藤重信氏の
著書によると、幾つかの英英辞典では,planningは,to form a plan,
project,or purpose of (=~に関する計画、事業、目的をまとめる、形作る)とあり、
計画書を作成することを意図した内容になっていると述べています。
日本語の常識としても、“○○社は新製品の製造計画を発表した”
というのは、書き物にしたモノがあるのが前提の言葉だと思います。
ちなみに7.3.1の最初の要求事項の“組織は、製品の設計・開発の
計画を策定し、....”は、動詞planを<計画を策定する>と
訳しています。
どう理解しても“計画書を作成する”ことの意味であると言えます。
ちなみに7.1にも品質計画書の作成に結びつく同様の要求事項があります。
◆加えて,7.3.1ではその計画においてa)~c)3つの事柄を
明確にする要求があります。明確にするとは、とりもなおさず文書として
明確にすることを意味しています。
(2) 明らかにダメです。
ある受注金額以下は計画書を作らないということは、適用除外に相当します。
ISOの運用自体を請負金額で区分することは、ISO9001が目的とする
品質保証の充実や顧客満足の向上を「ある金額以下では適用しません」と
宣言することになり、規格の意図に反します。
但し、金額あるいは設計の規模に応じて計画書の書式を変えることは
可能であり、こちらで対応することを勧めます。
(3) うえに同じく、様式の簡素化で対処しますよう。
(4) はい。それで結構です。
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【登録コンサルタント 相澤秀雄からの回答】
(プロフィール→ http://www.isosupport.net/plofile.html)
(1)9001の「7.3.1 設計開発の計画」には策定という
表現がされています。
しかし、原文では“plan and control” であり、計画と管理が
要求事項であり、頭の中での計画ではありません。
このような用語を使用した理由は計画の用語が先に来たので、
「計画し」と表現できなかったと思われます。
(計画を計画しと言いにくいという意味です)
(2)受注金額で計画書の作成を判断することはできません。
あくまで、従来と同じ工法であるので設計機能が不必要であるか、
新規であるので設計が必要であるかの判断です。
工事される顧客が変わっても工事方法が同じであれば
新設計にはなりません。
(3)システム設計の場合、ソフトの設計が終了しても
実機との確認がされます。問題が発生しないように、デバッグを
もれなく実施をするはずです。この作業が設計開発そのものですので、
一部例外はありますが、ほとんど7.3 項の対象となるはずです。
(4)ご質問の内容から判断すれば、顧客で基本設計され、
御社で工程設計ですので、工程設計を7.3の対象とするかしないかは
御社の自由です。
JISの9001 7.1の参考2にありますが、製品実現のプロセスの
構築(工程設計という意味です)に7.3項を適用してもよいことに
なっています。
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さて、今週のQ&Aはいかがでしたか?
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■編集後記
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